マーシャルローゼンバーグ NVC(非暴力コミュニケーション)
ジャッカル言葉とキリン言葉を学ぶワークショップの動画を紹介してもらった。
人に嫌な気持ちになる事を言ってしまう時、その代わりに何て言えばいいのか、コミュニケーションの取り方を学ぶ。
どうしてやってくれないの?
何故私が不愉快になるような言動をとるの?
その気持ちを分析する。
何をやってほしくなくて、何をやって欲しいのか、それは何故なのか
それを徹底的に掘り下げて、
相手に強要を感じさせないようにお願いしたり、提案する。
それはとっても回りくどいし、イライラする話し方だけど、
私達はそういう話し方をする事を教えられてこなかったというだけで、
決して不自然な事ではない
というのが、ワークショップを観ているとわかってくる。
今までも「言葉が大切」というのはなん十回も聞いてきた。
でも、そう言ってる人のほとんどが
悪口を言っていることを隠して、ほのめかしながら好い人ぶってたり、
例えば「私はいいんだけど、彼らが嫌がるでしょ?」みたいな話し方ね。
ただ、言葉のはじに「ありがたい」とやたらにつけてるだけで、一方で何かに文句を言ったり。
従業員のために!といいながら、その従業員にサービス残業を押し付ける経営者や
お客様のために!といいながら、会社の利益のためにいかに安いものを高く売るかに価値を感じる経営者。
ご縁に感謝、が口癖だけど相手にメリットがないと判断するや手のひらを返したように冷たくなるネットワーカー。
いいねなんて思ってないし記事も読まない、イイねボタンの押し合いが目的のFacebookおじさん。
お笑いは毒舌が売れるし、
人は小天使より小悪魔が魅力的に感じる。
人の言葉ほど真実が無い物じゃありませんか?言葉が大事なんでしょうけど、じゃあどなたを見本にしたらいいわけで?
(中には尊敬すべき仙人のような人や、とにかく根っから好い人なんじゃないかと思えるような人もいた。
しかしそういった人達は全員物欲が無い。
私はまだ、美しい物を欲しいと思うし、
月末はハワイでビーチを前にノースショアのガーリックシュリンプを食べたり、可愛いベビードレスを選んだりするのがとても楽しみなの!!あなたみたいになりたいって、ちょっと思うけど全部は思えないのよ!)
そんなひねくれた私ですが、
このワークショップは徹底してる。ここまで徹底してたら、納得する。
私の嫌いな「いい言葉を使おうね」ぶりっこ
を徹底的に、違う!!
と否定してくれて
さらに、何が正しいのか教えてくれている。
分かりやすい。
その結果、いかに私の言動が間違った言葉によって形成されてきたか、気づかされる。
これでは口がきけなくなる!
と思う。
しかし、それも、肯定される。亀のように鈍く、考えながら喋ることしかできなくなったとしても、それでいい。
早く喋りたければ、今までのように、《何考えてるの?!》とか《そんな事されると悲しい!》と言えばいい。
しかしそうじゃないだろう。それではうまくいかなかったから、何て言えばいいのか学ぶんだ。そして考えるんだ。
だから、亀になる、ゆっくりと。
言葉を選んで。
誰かが私に暗に何かを押し付けるような事を言ってきたときも、拒否反応を示す前に、
私がその事にどう感じて、どうしたいのかをゆっくり考えてから、少しずつコミュニケーションする。
ちょうど昨日は、合気道の宮本先生の講義をお聞きして、そこでも魂と身体の関係から言葉が出来ていて、発する言葉がいかに大切かを合気道の実践を交えて聞いたところだったから余計に素直に聞けた。
面白い動画を紹介してくれた友達よありがとう。これは私の人生にとても良い影響となるはずだ!